表皮の肌老化と血行促進のメリット

肌の老化はなぜ起きるのか?血流が良くなるとどんなメリットがあるのか?といったことを紹介いたします。表皮の仕組みやターンオーバについてもご理解いただけます。

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ターンオーバーとは?

表皮の肌の代謝をターンオーバーといいます

基底層で生まれた表皮細胞が有棘層、顆粒層を経て、角質層で垢となって剥がれ落ちるまでの肌の代謝をターンオーバーといいます。

ターンオーバーは加齢とともに衰えます

ターンオーバーは約28日かけて行われると言われています。ところが、加齢とともに、ターンオーバーにかかる日数は増えていきます。40代にはいると、約40~50日、60代になると、約60日かかると言われています。

ターンオーバーの衰えはシワ・吹き出物の要因に

ターンオーバー機能の衰えにより、シワ、吹き出物ができたり古い角質が厚くなったりしてしまいます。古い角質が厚くなると、顆粒層の角硝子顆粒がくすんで見えるようになります。

ターンオーバーの衰えはくすみやシミを助長することも

ターンオーバー機能の衰えにより、ターンオーバーによって排出されるはずのメラニンも肌に留まってしまうため、くすみやシミを助長することもあります。

血行・代謝を促進させ、ターンオーバー機能も活性化

ターンオーバー機能を活性化させるためには、血流を良くし、細胞に栄養が十分に行き渡るようにしてあげる事が重要です。
血流が良くなり、血液が滞りなく流れ、細胞に栄養が十分に行き渡れば細胞も活発に働くようになります。細胞が活発に働いた結果、新陳代謝やターンオーバーも正しく促進されます。

表皮の構造

皮膚は表皮・真皮・皮下組織から成り立ちます

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」から成り立ちます。
「表皮」は皮膚の最上層部(最も外側)に存在します。
「表皮」にはセラミドという成分もあります。
セラミドはお肌の水分を維持し潤いを守る保湿という重要な役割を果たしています。

顔の表皮の内部は、基底層・有棘層・顆粒層・角質層の4層に分かれています

基底層

表皮の1番下層です。基底層で表皮細胞が生まれ、表皮細胞は、成長を繰り返しながら、形や構造を変化させて上の層へと押し上げられていきます。

有棘層

「基底層」の上にある層を「有棘層」といいます。表皮細胞は有棘層にて有棘細胞となり、また上の層へと押し上げられて行きます。

顆粒層

「有棘層」の上にある層を「顆粒層」といいます。顆粒層の細胞は光を強く屈折する角硝子顆粒(ケラトヒアリン顆粒)を含み、皮膚を乳白色に見せています。顆粒層の細胞もまた、上の層へと押し上げられて行きます。

角質層

表皮の最上層部(最も外側の層)を「角質層」といいます。
基底層にて生まれた表皮細胞は最終的には、「角質層」にて角質となり、やがて垢となって剥がれ落ちます。角質の間には脂質があり、水をキャッチすることができます。この脂質を「セラミド」といい、保湿の役割を果たしています。